オリゴ糖と言っても、色々あります。
100年以上前から、母乳栄養児が人工栄養児よりも
下痢などの病気にかかり難く、
かかっても軽症で速やかに治癒することが知られていました。
パスツール研究所のティシエ(Tissier)により、
健康な母乳栄養児の便からビフィズス菌を分離した事がきっかけとなり、
腸内細菌の研究が進み、
母乳中のビフィズス増殖因子と呼んでいた物がオリゴ糖であった等、
数々の研究を経て様々なオリゴ糖が発見されました。
一番知られてるのはシロップ状の物ですが、
中身は30%ほどのオリゴ糖の甘味料です。
私たちの身体・腸内には、
善玉菌と言われるビフィズス菌や乳酸菌があるわけですが、
この菌の働きを助ける、栄養源となるのがオリゴ糖です。
善玉菌が活発に働いてくれると、便秘にはならないと昔から言われています。
オリゴ糖と他の糖との違いは、甘みとカロリーに代表されます。
甘みは砂糖や果糖の1/5程度であり、
甘味料には余り適してはいません。
カロリーについては、砂糖の場合の100g当たり400キロカロリーに対して、
オリゴ糖は200キロカロリーと約半分程度です。
オリゴ糖の効用については古くから知られており、
虫歯になりにくい事や免疫力向上効果などが揚げられますが、
最も注目すべき特徴はやはりビフィズス菌を増加させる働き。
腸内の環境を改善し、腸の働きを高めることで
便秘を改善してくれる点でしょうか。
野菜不足や運動不足などの生活環境下、
便秘に悩む現代人の強い見方である点が最近注目されだし、
人気を集めている食品なのです